バカと勇者は紙一重

あーー!もう仕事したくない!

「1ヶ月だけだから、
ほんとちょっと1ヶ月いるだけだから
怪しいこととか全然ないし、考えてないし!
ってか怪しいとか意味わかんない」
みたいな予定だった東京暮らしが
いつの間にやら2ヶ月になっちゃったつって
ごめん、やっぱ3ヶ月だったわつって

この野郎とか思う頃には、
ごめん、お前ずっと千葉だから。つって
ついに千葉県民になってしまった今日この頃。

エスカレーターで待つのも左側。
イントネーションだってすっかり標準仕様。
こないだなんて「~になるじゃん、」つって
じゃん!つって、じゃん!が口から漏れちゃって
言ったそばからこの不快感?染められた感?
カンクロウかよって結構落ちこみまして。

昆布出汁の味に飢えてるのを除けば
ほとんど関東地方の人じゃねーかなって。
マサラタウンなんてとっくに
忘れてんじゃねーの?つって。なんてこと思うと
カントーに行こうがホウエンに行こうが
マサラタウンだから、マサラタウン出身だから
つってるサトシ君はえれーなって思うわけですよ。

サトシ君が旅をして20周年っつー
時空を歪めた偉業を成し遂げてる間に
私はというと働いてはや5ヶ月が経とうとしてる。

なんつーかね、自分がここまで
駄目だとは思わなかった。
元々適当に適当を塗りあわせて
適当に仕上げましたーみたいな雑な作り
なんですけど、その駄目さたるや・・・

しつこいようですけど、
こないだ千葉に引っ越したんです。

で、住所変更しなきゃーつって
市役所に転入届け出しに行ったんです。
したら、申請書の欄に
「本籍」ってあって本籍?って思いながら「JAPAN」って書いたんですけど、
僕も ん?って思ったんですけど
受付の人はもっとん??って思ったらしく、
そりゃ日本でしょうねつって
すげー笑われちゃって
ほんと、郷ひろみじゃねーんだからつって

もうね、恥ずかしすぎて
燃えてるんだろうかってくらい
顔真っ赤にしながら
あーー、なんで自分こうなんだろー
あーー、もう何か全部嫌になってきた
生まれかわりてぇー、一旦生まれかわっときてぇー


そんな感じで先日、人生初の
バンジージャンプに行って来ました。

茨城県の竜神大吊り橋にある
国内最高峰100mバンジー。


あのね、結論から言うと
人生初バンジーで行くとこじゃなかったです。

着く前までこそ
バンジー、バンジーつって
テンション上がってたんですけど
跳ぶ前に書く誓約書見て一気にお通夜。

誓約書ってあんま読まないですけど
バンジーの誓約書って
えらいこと書いてんですよ。

もうね、危険のごり押し。

バンジーって当たり前だけど
すげー危ねースポーツだし、ケガとかも
結構洒落になんないやつとかも全然あるし、
だからこそ、エキサイティングなスポーツだと
俺たちは思っててー、それが魅力っつーか。
だから、跳んで怪我したからって
賠償金寄越せとか意味わかんないし
ほんと意味わかんないから
そういうの引っくるめて飛ぶってのが
勇者なんじゃないの?

→ はい
いいえ

これ、すげー雑に書いてますけど
内容ほとんど同じですからね!

で、とりあえず金払ったんでやるかつって
外人のインストラクターにハーネス
付けてもらって、その間外人すげー
注意事項言ってんですけど
カタコトすぎて分かんねー。
痛恨の人選ミス。

されるがままハーネス付けたら発射場所の
橋の欄干まで連行されてくんですけど、
なんせハーネスが目立つんで行く人行く人に
(あいつらバンジー跳ぶんだ)とか
(えー、ようやるわぁー)とかいう視線とか
なんだったら「これやるやつバカだよね」とか
おっさんに言われる。

そんな中をバカじゃねー、
勇者だつって進んでいく。
人は上り詰めると孤独になるつって
誰かが言ってたなぁとか思いながら
そうして欄干に勇者が並びました。

乗ってるとこが金網みたいで
下とかね丸見えなんですけど
意外とね、怖くない。
高すぎて何も感じない。

それが、さぁ跳ぶぞってなって
欄干の端に立たされると
もう、、、くらっとするくらいの高さ
いやもう、勇者とかじゃねーよこれ
こっから飛び降りるとか本当バカじゃない?
いや、まじでバカなんじゃね?

前の人とかもう下見ちゃって
全然跳べなくなっちゃってて
それ見て外人がクレイジークレイジー
つってんですけど、普通に跳べるやつが
クレイジーだわ!って思って、

んでね、カウントが超はえーの。

跳ぶときに5,4,3,2,1,バンジー!ってね
やってくれるんだけど、超はえー。
2拍3連くらいのカウント。
おっさん、たぶん、そのカウント2秒ないよ。

躊躇なく跳ばないと
もう跳べなくなっちゃうので
時をかける少女よろしく
いっけぇぇぇー!!!!つって
跳んで来ましたので、お伝えします。

跳んだ瞬間からどうぞ。

あ、死んだ
何で跳んだんだろ、何で跳んだだろ
何で跳んだんだろ、何で跳んだんだろ

うわぁぁぁぁぁー!!!!
たけぇたけぇたけぇたけぇ
むりむりむりむりむり、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ

おえっ、
うおぁぁぁあ
うぁ、おー、おーー、
はぁーはぁはぁはぁはぁはぁ

(呆然)

回収。


生まれ変われはしなかったですけど
100m跳んだ景色を思い出して
あれに比べればと思えるので
少しは強くなった気がします。

バカか勇者になりたい人は
是非行ってみてください。

私は人生で一回で十分です。

ファンタジア

最近引っ越そうかと思ってまして、
いや、今のところが嫌いとかじゃなくて
なんて言うんだろ。全然大丈夫なんだけど
今後何十年って考えてくときついって
友達のお母さんの通ってるヨガの先生が
言ってたみたいなふわっとした感じで。

あと、まぁみんな親の仇かってくらい
引っ越していくのもあって、もうね、ラッシュ。
会社建つんじゃね?ってくらいトラックが来てる。
これが噂のアマゾンプライム?
まぁ、Amazonも来てたんですけど。
そこはもう、一緒に来たかったよね、どうせなら。
しかも自分で荷物出すやつなんかもいたりして
なんかもう4社プラス一般人で荷物が
運び出されていく光景に物流の未来を感じました。

どこの荷物とかじゃねー、俺たち皆で
このマンションの物流を支えるんだ!つって
私はその横をうつむき加減で通りすぎて
コンビニに行ったんですけど
うん、全然アイス買いに行っただけだったんだけど
思わず駅まで歩いてスタバに行った。っつーか
行かざるをえなかったっつーか。
そういえばコーヒーが飲みたかったかなぁー
って今となっては思ったりもするんですけど。

そんなわけで今マストな話題は引っ越し。
この「引っ越し」ってのはすげー便利でして
どれくらい便利かっつーと
同期三人と一緒に配属されて
1ヶ月が経とうとしてるわけだけども、
他の方と違って未だに先輩との会話が
弾まなすぎて「謎」っつークリティカルヒット
あだ名をつけられてる私なんて
「引っ越し」のことしか話してないわけです。


「引っ越し」の色だけ変えて
新商品!つって出してるところある。
「引っ越し」の痛み具合がすごい。
「引っ越し」の首のとこがビヨーンってなってる。
「引っ越し」すげーセクシーになってる。
「引っ越し」の色が擦りきれてる。
こないだ帰り際に「引っ越し」が
老け顔つっていじめられてるところ見た。


っつかもうね、
言わせて頂きたいんですけど、


話すことねーよーー!!!


なんだよ未だに話題が引っ越しって
もうとっくに旬は過ぎてんの。
住みやすい所から物件情報
不動産情報、選び方まで全部聞いたよ。
どうやら中野がいいらしい。って
それもう5回は聞いたよ。
先輩も「あれ前この話誰かにしたよね?」つって
同期も「いや、初めてです」つって
それ全部俺だからー!俺だけ三回は聞いたからー!
「謎」にしか流れてねーからー!
もうねー、ほんとあだ名が「引っ越し」
になりかねない。
「引っ越し」ってあだ名とか成立しないから。
引っ越しおばさん以来の快挙ですよほんと。

毎日毎日入れ替わり立ち代わりOJTだけど
自社の歴史と物件の話しかしてねぇ。


あーー、夢の国行きてぇー。

ヴェネチアンゴンドラ乗りながら
サンタルチア聞いてぼーとしてぇー。

そうだ、夢の国に引っ越そう。

って思ってパソコン開いて
浦安の物件情報調べてます。

夢の国もあるし、治安もいいらしい
住民税もそんな高くないみたいだし
住みやすいみたいだし、ってあれ?
引っ越しの話しかしてないじゃん。

ずる休みのメソッド

少年少女らにとって
いかに学校を休むかは永遠のテーマである。

いかに学校を休むかというのは無論、
よくある不良生徒が
学校を無断で欠席するパターンではない。
私も含め、真っ当で純粋な子供たちは
学校を無断で欠席するなどという
先生にも親にも怒られることなど
とても実行できないだろう。

休んで怒られるなど、素人がすることだ。
休みのプロたちは、完全犯罪を目指す。

我々のゴールは、
おかんも先生も納得の上で
休みという形態を取ることである。

そういった意味で、
風邪を引いて、親に学校に連絡してもらう。
という極めて一般的な休みは、
マジで風邪を引いていること以外、完璧と言える。
風邪を引いていないにも関わらず、
マジで風邪を引いてる時と
全く同じシチュエーションを再現する。
これが、我々の使命である。

となると、障害はおかんだ。
おかんという障害を乗り越えるために
少年少女らは、数々の策を労してきた。
かくいう私も、おかんとイソップ童話にあるような
知恵比べを繰り広げてきた1人である。

我々にとって、風邪を引いていることを
最も効果的に証明するの方法は簡単だ。
体温計の数値が37.0℃を越えればよい。
ただし、当然ながら私の平熱は37.0℃ではない。
真っ当な人間ならここで諦めるだろう。

しかし、ズル賢い、というかバカな子供は、
この体温計の数値をいかに37.0℃に
持っていくかを考える。
そのための最もスタンダードな作戦が
体温計を暖めることである。

そのための方法は、先人たちが
長年苦労して編み出してきたものであり
おかんという最終関門をくぐるための
云わば秘伝の書である。
おそらく、おかん側の人間には、
想像もつかないくらい手が込んでおり、
いかにリアルな数字を出すかに
笑えるくらい無駄な努力と技術がある。

当たり前だが、病院に連れていかれては困るのだ。

全国津々浦々の少年少女のために
その方法は割愛するが、
同じく全国津々浦々の少年少女のために
殉職した例も挙げておこうかと思う。

ある人は、体温計の数値が
40.0℃というあり得ない数値を出したため、
保健室から追い出された。

またある人は、体温計が焦げた。

またまたある人は、
休むことには成功したものの
おかんのパートの時間を読み間違い、
友達と家でゲームをしていて、ふと振り返ると
後ろに鬼のような形相のおかんが立っていた。
あれは怖かった。
私はすぐに逃げ帰ったので、
彼がどうなったかは知らない。

私の例も挙げよう。

私の部屋には、昔ホンダの人から貰った
アシモのばかでかいぬいぐるみがある。
もう予想はつくかもしれないが、
私はそれと何枚かの服を自分の布団に入れ、
あたかも寝込んでいるかのように
見せかけて遊びに行った。

夕方、昼飯のチャーハンがそのままに
なっていることを不自然に思ったおかんが
布団をめくったらアシモの人形だったことなど
今となっては笑い話であるが
当時は死ぬほど怒られた記憶がある。


数々の闘いを繰り広げてきたが、
大学に入ってから、このようなことを
考えることも無くなってしまった。
休む連絡をする必要もなければ
休んだことで怒られることもない。
ただし自分が困るよ。

こうなってしまうと、
あんなに魅力的だった休むことが
不思議ともうあまり楽しくなくなってしまう。
ばれるかばれないか、
いかにして休みを勝ち取るか。
このような駆け引きがあったから
楽しかったのかもしれない。

どこかで子供が同じように
おかんとの攻防を繰り広げてるかと思うと
私は、わりと楽しかったりする。


ちなみに、私のおかんは
私のことを未だに病弱だと思い込んだままだ。
少年少女よ、検討を祈る。

エラーコード○○

たまに、あ、自分正常かな?って
思ったら、本屋に行きます。

ビジネス書コーナーに立ち並ぶ
「仕事の効率を上げる法則」だの
「仕事が出来る人がやっている究極メモ術」だの
「絶対に伝わるプレゼン能力」だの
「社会人が絶対知っておくべき53の法則」だの
そういった、いかにもな言葉が並んだ棚を見て
寒気や吐き気を催したら、よし、自分大丈夫だ。

もうね、結論から述べる。とか
~の理由は3つあります。とかさー
ここんとこ急激に市民権得てきちゃって
今や、同期とかみんな
「私はこう思います。その理由は~」
つって話してんですけど、、
いや、分かりやすいよ。分かりやすいけどさ・・
鼻がむず痒いっつーか、なんつーか。

ってな感じで、最近徐々に
七三の思い通りの意識高い軍団が
出来てたんですが、

「今日から新しい担当に変わるんでね」

つって、ここにきてまさかの七三交代。


次はどんな人だろう・・・。


「皆さん、初めまして!」


(あ、女の人だ。)


「みんな、朝だから眠いと思うけど、
頑張っていこうね!」


(うわー、超ゆるそー。)


「すごいフレンドリーだね」

「うん、めっちゃ優しそう」

「あ、これ後ろに回してくれる?」

「はーい」

「ほい、後ろにお願いしまーす」
(右から振り向いて渡す)


「!!・・・・・・」



ん、なんだろ今の間。
なんかしたっけ。いや、普通に渡したよね。
まぁ、いっか。つーか鼻が痒いなぁー。
なんかムズムズするっつーか。





あれ・・・・俺、鼻毛出てね?





いやいやいやいや、ないよ。それはない。
ないっつーかあって欲しくないっつーか。
あってはならないっつーか。

なのに、鼻で息する度、
何かそよいでる気がする。
風の谷から「ハロー」つってる
あいつの存在を感じる気がする。


いや、気のせいだってー。
つって自分をごまかすんだけど、
どう考えてもあの間はおかしいし、
風の谷は完全に右サイドだし、
俺右サイドから、振り向いちゃたし、


担当
「営業マンとして、身だしなみは大前提です。
外見で相手に一緒に仕事したくないと思われたら、
商談が成り立ちません。」



ごめん、
ごめん・・・・鼻毛出てた。・・・かも。


俺も、鼻毛出てる営業マンから商品なんて
絶対に買いたくない。


もう、それからは
ずっと鼻が気になっちゃって気になっちゃって
静まりたまえ!静まりたまえ!
つって鼻すすってたんですけど、
休憩時間にそらきた!と言わんばかりに
トイレに駆け込んで手鏡、ばっ!と見て
まさかの三つ子ちゃんだった時なんて!!


本当、振り返ったことを思い出して
顔が燃えるかと思うくらい恥ずかしかったです。



あー、自分、全然大丈夫じゃねーな。
鼻毛の件に関しては、完全にアウトだわ。

から紅のGW

今日、けつから血が出た。



本当、何でこんなこと
ブログで報告してるのやら。


いやね、社会人になって初めての連休。
たかが1ヶ月しか働いてないつっても
語るべきことは色々あるわけじゃないですか。

初任給の使い道
同期との思い出
研修初日のチーフ陣の圧力
犯したミスの数々・・・

何だったら、
「社会人になる前にやっておくべきこと」
みたいな自己啓発だって
全然書けちゃうわけですよ。

それらを押し退けて、余りある衝撃度。


本当ね、我が家のトイレに
コナンくんが飛びこんで来てもおかしくなかった。
便器がね、切腹した?っつーくらい
から紅に染まりまして、
私のけつからの恋文(ラブレター)で。
まぁ、本家と違ってメッセージ性は
皆無だったんですけど。

蘭ねーちゃんが「キャーー!!」つって
ぎぃーーバタンッ!つって
CMに入れるくらいの衝撃度でして。


で、しばらく呆然と事故現場眺めて
思ったんですけど、
どーもこれ血じゃねーなつって。

ってのも、慌てて使ったトイレットペーパーに
一切血痕が残らなくって。
こんだけ派手に現場を荒らしてんのに
犯人(けつ)が完全犯罪。

で、考えてみたら昨日ね、
海鮮系の居酒屋でお腹いっぱい
ネギトロ丼を食べまして、
ネギトロだけじゃなくマグロ丼まで食べまして

したら、あれ?
これ・・・・ネギトロなんじゃね?つって。
お腹に何らかのバイパスが通って
けつからネギトロぶちまけただけじゃね?つって。
真実はいつも1つ!つって。
まぁ、相変わらずメッセージ性は
皆無だったんですけど。


結局、怖くてすぐに証拠隠滅を図ったんで
真偽の程は迷宮入りしちゃったわけですが、
血だったらと思うと恐怖でしかないので
あえて言わせて頂きます。


あれは間違いなくネギトロだった。




さぁー!GWももう終わりだよー!

ゾンビシティ

社会に放り出されて3週間も経つと
色々と自分の中のものが腐っていく
感覚を感じるようになる。
それは、他の方も例外ではなく
近頃は皆、めんどくせぇー、つらい、やめたい
しか喋らない歩く屍と化している。

そんな屍たちと、朝、ゾンビのようにあーあー
駅まで歩いていくと、既に電車には
たくさんの屍がところ狭しと詰まり
あーあー言っている。

初めの頃こそ、その腐臭に物怖じしたが、
近頃は何の感情もなく乗り込み
あーあー言いながら揺られる。
あーあー言ってるとドアが開き、
これまた大量の屍たちがあーあー言いながら
乗り込もうとしてくる。


いや、絶対乗れねーって!!


とか思ってても、何だかんだ入る。
もみくちゃにされながら、皆
目をつぶっていたり、つり革を眺めて
微動だにしなかったり、
右に流されたら右から押し返し
左ならばまた左から押し返され
あーあー言いながら駅まで運ばれ、
改札口へと降りていく。


駅のマクドナルドでは
ゾンビたちがコーヒーを買うために並んでいる。

店員の方は明らかに日本人ではないけど
「お客様」という発音だけはすごい綺麗。
のに、「コーヒー」は「コーフィー」つってる。
気になっても、特にどうでもいいことなので
ホットコーフィーを買って
しばらくあーあー言ってると8時になり、
座っていた屍たちが次々と席を立っていく。

席を立つと、瞬間
彼らは屍からビジネスマンへと変貌する。

もちろん、帰りには再び屍の姿で合間見え、
あーあー言いながら電車に揺られ
あーあー言いながらスーパーで買い物をし、
あーあー言いながら帰って行くのだけど、

朝、ゾンビたちがスイッチを入れる瞬間。
そのまま、背筋を伸ばし、急ぎ足で
オフィス街へと颯爽と歩いていく屍たちを
見ると、私は今日も頑張ろうと思えるのだ。

新社会人より

世のサラリーマンは何故移動中に
イヤホンをつけていないのだろう。
音楽でも聴きながら優雅に行けばいいのに。

そんな私のアホな疑問は、
初日、東京の満員電車にて
OLの鞄にイヤホンをかっさらわれる形で
答えが出た。ついでに、満員電車で
ウルフルズを流してはいけないことも知った。

さながら、子供のおもちゃ入れのように
ぎゅうぎゅうに押し込まれた人たちの中では
朝、携帯をいじることさえままならない。

そのまま、東京駅まで配送された私は
会社へ向かう道すがらのコンビニで
コーヒーと新聞を買う。
買ったらいそいそと路地に入り、
買ったばかりのコーヒーを飲む。

「社章がついてることを意識するように」


この一言のせいで、コンビニの前でコーヒーを
飲むことすら憚られる。

目の前にある隅田川にめがけて
社章をぶん投げたい衝動に駆られながら
私はコーヒーを飲み干す。

会社につくと、大抵すでに
「おはようございます!!」という怒号に近い
挨拶をしている同期がいるので後に続くと、
七三が「よしよし」という表情で見てくるので
とりあえず無視する。

あとは、七三の「意識、意識」ラップを
聴いてから会社のことについて学ぶ。
真面目なのか、怒られるからか、
皆の姿勢は常に真っ直ぐに保たれている。
そんな光景を見ながら、
(オフィスは勤務時間中ずっとこの姿勢なのか・・)
と少し想像して、シュールだなと思う。

そんなことをしてるうちに、
終業時間を迎え、またしても扉の前で
「お疲れ様です!!お先に失礼します!!」
と何故か1人ずつ言いながら帰る。
被せるとかない。
ないから、「お疲れ様です」を言うための
列が出来てたりする。
七三がニヤニヤしてるので、敢えて
目をそらして、部屋という空間に向け挨拶をする。

行きしなよりも混んでいる電車で
再び埼玉へと送り返された後、
弁当を買って部屋で缶ビールと共に流し込む。

最後に今日の日誌を書けば
私の1日は終了する。





あーーーー、楽しくなーーーい!!!



もうね、本当これしか感想がない。
とりあえず、全国の反抗期の子供たちは
速やかにお父さんを見習うべき。