対ロボット

ここ1週間くらいで急に地球は冷たくなり、
北川景子がDAIGOと結婚し、
SMAPが解散した。
日本の歴史的に結構なビッグイベントが
あったこの1週間
微動だにしませんでした

微動だにつってもね
流石に大学とスーパーは行ってた
もうそこは、なんだろう
五郎丸のルーティーンみたくなってるんで
これをやらなきゃ成功率が!とかなんとか
食材買うのに成功率とかないんだけど、
とりあえず生命維持活動と学生の本文を
着実にこなしてたわけです

今日の講義はなんか
ロボットに仕事取られるとかなんたら
要は、簡単な労働ならロボットがやれば?
みたいなことだった
へー、いいんじゃない?とか思ってたけど
単純な作業という単語が妙に引っ掛かってから
自分の毎日という結論に至るまでが早かったよね

朝起きて、大学行って
買い物して帰る
その間発する言葉は「袋いらないです」


やべー、これロボットより駄目じゃない?
NHKパペポ?とかいう名前の
ロボットのアニメがやってたけど
あいつの方が全然使える……
あいつ彼女いたし……俺いねぇし

さすがに駄目だと思ったんで
怪しげな研究所に目をつけられる前に
生活を改善しよう!複雑労働しよう!つって
原付乗って少し遠くのスーパーへ

なんか、暖冬で野菜が安いらしい
キャベツ一玉とか余裕で100円をきってくる
すげー!すげー!とか思いながら
何も考えずにレジで精算。
もちろん「袋いらないです」なんて言わない。
俺はロボットじゃねぇんだ。
さぁ、聞いてこい。人間の力を見せてやる。
なんて思いながら店員睨んでたんですけど
なんか普通に精算終わりまして
(え?袋ないじゃん……)とか思う間もなく
後ろのおばさんの商品を通し始めて
かご一杯の野菜を前に呆然としてたら
「あんた邪魔よ」なんて言われちゃって
目の前には野菜の山。僕にあるのはリュックのみ。


とりあえず詰める


ギュッ、ギュー ギュー

リュックが明らかに悲鳴あげてる……
口なんか半開きでお腹も超張ってきてる……
兄さん勘弁してくれ!俺には無理だ!
しかし、タオルは投げない。お前ならやれる



ギュッ、ギュッ、ギュッ、バキッ!

…………バキッ??


キャベツが明らかに企画外だったので
仕方なく、小脇に抱えて、冷凍うどんも入らない、
股に挟んで、中国雑技団のように走る。
何度も落として、拾ってきたのそれ?
みてぇな面したキャベツを抱えて
たまに優しい方に拾って貰って
「何か落ちま……え?キャベツ?」
「入らないんです。」
みたいな変な会話をしたりして
卒業アルバムの将来の夢コーナーみたいな
恥ずかしさを覚えながら
ようやく家に到着。冷蔵庫には
昨日の残りのチンゲン菜があったので
中華炒めにしたらなまはげの主食
みたいな味出してた
あっ、食ってそうだなみたいな。
こういう時に一緒に笑える奴がいないのが
本当に一人暮らしの嫌なところ


あー北川景子のカレー食いてぇー!!!


とりあえず、DAIGOに近づくために
Apple Storeのウィッシュリストにヴァンガードと
バンド関連のアプリを放り込んでたら
タンスまでバキッとか鳴りやがったのでキャベツを冷蔵庫から出して五郎丸のポーズをやったあと、タンスにほりこみました。
小学生の僕へ。あの頃描いていた未来に僕は立てていません。