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就活 : アルマゲドン Ⅰ

ハローハロー、御社元気ー?
え?吐血した?
血液ドロドロで血糖値も上がってる?
えーそれやばくない?
絶対病院行った方がいいって!
え、シフト?
いや、ちょっと歯医者とか予約してるし、、
うん。ごめん
あ、もう行かなきゃ!
御社ファイトー!


内定を頂いても
ここで本当によかったのかと
不安になって自問自答することを
内定ブルーと言うらしいです。


もうねー、これでもかってくらい
ブルー一色。青々としてる
いや、仕事がうまくできるかとか
配属先がどうなるかとか
残業とか結構あるんだろうかとか
なんかさー、そういう種類の
悩みなら全然いいっつーか、
悩まない方がおかしいっつーか
健全な感じがするんですけど、
業績が悪いってのは別問題なんですよ

そう業績が悪い・・・

最初は赤字の時もあるよねーつって
軽く考えて選考に臨んでたんですけど
っつか本当は結構気になってたんですけど
まさか面接官に業績やばくないっすか?
つって聞けるわけもなく内定頂いたんですけど
もーね、調べれば調べるほど怖い。
いや、もしかしたら
素人目に怖いだけで、実際はそんなに
大変って程じゃないかも!
つって聞きましたとも。
何だったら専門家っぽい人にも聞いた。

したら、全員が全員


「うわぁー、これはすごいなぁー」


「いやー、どないなってんの?」


「これは苦しいやろうなー」


つってね!もう!
もっと気をつかえよ!みたいな
結構なストレートを頂いて
まさかの延長戦に突入したのが
6月の中旬のこと。


俗に言う6月決戦は
降りかかるブラック臭と
選考先の圧迫面接情報なんかで
普通でいいんだ!っつーのを
見つけるだけで困難を極めたものの
6月最後の日。修造チャレンジ面接から
何故か進んだ企業の最終面接。
この日を私の中ではアルマゲドンと呼んでいる。


控え室に通されると、
すっごい爽やかな青年が座ってまして
あなた本当に同い年?みたいな
後光が射すくらいの笑顔で
お疲れ様です!つって
彼は先に面接会場へと案内されたんですけど
面接会場っつーか思いっきり隣の部屋
なんだったら一緒に住んでるなっつーくらいの距離
あ、お隣に回覧板をとか全然言える距離感
まぁ、回覧板は回ってこないんですけど
爽やかボーイの面接がLIVE中継されてきまして


「全国大会でーー」

とか

「留学経験を通してーー」

とか

もー、すげーんですよ!経歴が!!
本当!どう生きてきたらそんな経歴になんの!
あれ?隣りお笑いライブやってたっけ?
あれ?さっきの奴芸人だっけ?
もーね、笑い声が隣の部屋に聞こえてるから
ちょっと全力投球しすぎじゃない??
本当ね、本当にちょっとでいいから
御社への気持ちのほんの少しでいいから
隣で控えてる人の気持ち考えてみてくれないかなー
こっちお通夜みたいになってっから
やる前から負け戦感しか出てねぇから



(・・・ここに落ちたら運命と思おう)



やりきった顔でお先に失礼します。
と去っていく彼を見ながら
(お前は絶対に受かってる)
とエールを送り、ライブ会場の前に立つ。
奴の爆笑を越えてやる!我ここにあり!
(ここでアルマゲドンのテーマお願いします)

ガチャ!!!!



・・・・まぁ、当然
面接官との攻防とか
どんな質問をされたかとか
それにどう答えたかとかウケたかとか
気になってくると思うんですけど
部屋に入った瞬間の
(あ、中尾彬だ・・・)っつー
記憶しか最早思い出せない・・

いや、似すぎだろ!!
って思ってからはもう!
ネクタイが捻れてないかとか
本当に中尾彬なのかとか
何故面接に中尾彬似を持ってきたのかとか
色んなことを考えまして、
んで、この中尾彬が結構切り返してきまして
本当、中尾ゾーン入ってるかな?
っつーくらい打ち返してきまして

どうかなーつって思ってると2日後くらいに
なんかおっけー出たってよつって
わりとフランクに連絡が来たところで
ようやく内定辞退というイベントが
待ちうけてることに気づきました。

あれー?あっちの
内定貰ったのっていつだっけ・・・

続く