おかんとは遠くにありて思ふもの

今まさに大学生の母だっていう
方のブログとか読んだらね

「息子よ頑張れー!」って言いたいっ!

でも言えないっ!

いいのよ、あなたの好きなようにして
後悔がなければやりたいようにやりなさい
母さんは影ながら応援するわー!!

みたいな母の思いが語られてるわけです
もうね朝ドラのヒロイン
木陰から飛雄馬を見守る明子みたいに
まっすぐな思いで弟(息子)の将来祈ってんだなぁ
つって感激の嵐ですよ

あぁ、うちのお母さんもこんな気分なのかなぁ
とか思っちゃったりして、口には出せないけど
(お母さんありがとう)とかぼちぼち
雰囲気的には醸し出していきたいよね!


ってなわけで実家に帰った。


んで、幻滅した。
関西だから?関西のおかんだから?
もうねー!おかしいんですよ初っぱなから

車乗った瞬間に、

「あんた!ちゃんとやってんの?」

リピートアフタミー

「あんたちゃんとやってんの?」

開口一番これですよ!
もう息子への信頼とか全然ない……

「やってるよ!」つったら

「おー、怖っ!そんな必死にならんでも」

この間約10秒足らず。
便箋に入れてちゃぶ台に置いといた
『お母さんありがとう』なんて
星一徹クラッシュですよ!
それでも、僕だってもう二十歳。
心配して言ってくれてることは百も承知。
みそ汁で汚れた便箋くらいなら
まだ渡せるくらいの気構えはあった

心の中で便箋の汚れ拭き取ってたら
何がやりたいん?って聞いてくるわけ
んで、一応、コンサル……かな?
「かな?」の「か」を言い終わる前に

「コンサルなんてあかーん!!!」
(コンサルで働いてる方ごめんなさい)

流石に詰め寄ったよね、そこは
何で?つって、理由言ってつって


「あんなとこ豆腐メンタルのあんたが行ってどないすんの!こないだもうちの田中君(仮)が・・・」

こっから延々田中君の話。
田中君知らねーし!俺田中じゃねーし!
お前コンサルで働いてねーし
コンサルの田中君じゃなければ、
一体この田中君の話に何の意味が・・
この時点で『お母さんありがとう』なんて
もうタンスの奥の方に仕舞われてっから

「母さんハンコどこ?」

「あれー?確か・・引き出しにー」

みたいになってっから
ってかもういいよ!田中の話は!
・・皆こんな感じなの?・・うちがおかしいの?

一通り息子への説教が終わったら今度は

「聞いて!こないだすごい発見してん!こないだからずっとお腹痛いって言ってたやんか?」

つってもう違う話が始まってんのね
んで、確かにお正月実家に帰ったときに
ポリープの検査するとか言ってたなーって思って
大丈夫やった?って聞いたら

「それがね!なんとなんと!・・」

みのかっつーくらいの溜め

「バナナアレルギーやってん!!!」

「そんなんあんの?」

「こないだから何やろー何やろーって思って、調べたら知恵袋とかでいっぱい出るねん!今朝もバナナ食べたらまだお腹痛いし、」


あー、もうあかん。うちのおかん完全にボケたわ
おかしいでしょ?情報源が知恵袋はギリギリ許せても分かった後にまたバナナ食ってんですよ?
とりあえず『お母さんありがとう』の便箋は心の中でシュレッダーにかけて、代わりに、
『ボケても介護しない』っつー宣言をして
1日で帰って来ました。


帰りの電車で感謝はまたいずれ言おう!つって
若干反省しながら揺られてたら
隣に座ってる女の人がエクソシスト?っつー
くらい、ヘッドバンギングし出して、
ほんと、ライブの夢でも見てんの?ってくらい
激しく上下左右に揺らしてて、
私でよければ肩お貸ししますよ?みたいな
親切心を出せないくらい勢いよく
揺れてるっつか最早頭突きになってる
彼女と僕とのバトルが始まったわけですが、

上?と見せかけて左よ!
みたいな攻防をしばらく繰り広げてお互い

『互角かっ!』

つって剣(頭)を交えたんだけど
途中から次は左だ!みたいな
相手の動きを読めるようになってきて
野州行きの新快速の中っつー思いがけない場所で
見聞色の覇気を身に付けれたんで
僕の仕舞われた『お母さんありがとう』は
2年後にシャボンティー諸島で
披露される予定です。