最終試験は、「彼を探し当てること」
これがどんな狩りより難しい
彼は最高のハンターだ
(HUNTER×HUNTER No.001 出発の日)
時刻は19時。
「明日の待ち合わせってどこに
何時に行けばよろしいでしょうか??」
そう私が彼にメッセージを送ってから
はや4時間が経過しようとしている。
プロントのカフェタイムが終わり
バータイムになった。
あぁ、彼はいづこに。。。
彼は私の前任者である。
「彼からの仕事の引き継ぎを
速やかに済ませること」
これが転勤した私に下された
最初のミッションだった。
私が転勤してきてはや1ヶ月。
彼からの引き継ぎが一向に進まない。
乱立する至急確認メール
「4回目です」
知らない担当者からの突然の依頼メール
「ご提案頂けるとのこと、
ありがとうございます」
上長からの確認依頼
「あの案件ってどうなってる?」
事務の人からの追及
「前任者から聞いてな・・・いか」
つながらない携帯電話
「未読スルー」
ここは・・・
ここはもう
人類に引き継ぎできる
案件じゃない・・・!!
私とかね、もう10年目なわけ。
100Gとなまくらの剣さえあれば
すぐにでも旅立てるわけ。
あとは王様が姫を助けてくれって言えば
私は動き出せるのに。
私の心のダイアン津田
「フォルダをください」
あなたのね、抱えてるファイルを
ほんのちょっと僕にちょっと
預けてみては?って思うのね。
ごめん、今散らかってるからー!!
じゃねーっつーの。
誰も下心ねーっつーの。
お前んちのエロ本興味ねーっつーの。
私はね、あなたの家の
桃鉄がやりたいわけ。
あなたがこっそり隠してる
アルバムとかを見たいわけ。
「2つ上の年上の先輩」つったら
ananの恋愛特集とかで
出てくる設定だよ?
恋愛ドラマとかで出てきたら絶対本命。
これでもかってくらい脈無し。
あら何かしら?胸がドキドキする
このトキメキってもしかして?
って思ってたら下腹部も
軽く痛くなってきまして
釘パンチくらったんかなってくらい
後から後からずんずんきまして
スマホの通知が来て
彼からかしら!?
って思っちゃったりして
たまに返信が来たら
あ!返信くれた!
って嬉しくなっちゃったりして
今日は連絡くれるかしら。
いっぱい聞きたいことはあるけど
一気に聞いたら大変かしら。
今日は会社にいるかしら。
食堂に行ったら会えるかしら。
はぁー、今日も会えないのかな・・・
って思ったらいたーーー!!!!
普通に会社にいたーー!!!
みんなから少し離れた
ハイチェアのテーブル。
私は一席空けて、隣に座ってみる。
いっちょ前に
そわそわしてみたりする。
なにせ私はファンレターを
いっぱい送ってるのだ。
ほら、私!私いるよ!
ほら、あのファンレターどうだった?
私は無言の圧をかける。
でも彼は必死にパソコンと
向き合っている。
ふと手を止めたと思ったら
はぁぁぁぁーーー(くそデカため息)
ほんとね、ほんとね、ほんとね、
いや私がため息つきたいわ!!!!!
って。
トラップカード!
俺はマジックシリンダーを
発動するぜ!!つって。
私の渾身の108マシンガンを
顔面に叩き込みたい。
あーーーー、
たぶん今私が念能力に目覚めたら
リッパーサイクロンにするわ
腕をぶん回した分だけ
殴る力が強くなるやつ。
もうね、両腕ですよ。
もげるかってくらい回すよ。
スマブラでコンピュータの名前を
彼の名前にしたりなんかしちゃって。
ホームランバットで打ってやった。
ファルコンパンチをお見舞いしてやった。
廃棄物を再利用したものをぶっ壊す
アクティビティがあるらしい。
予約した。
大っきなドンペリの空き瓶を
鉄パイプで思いっきり割ってやった。
さすがにちょっと引いた。
できれば楽しくやりたいわけですよ。
こっちも後輩だし
怒るのもなって思ってね
もう〜!勘弁してくださいよ〜笑つって
私のこんな後輩いたらいいな
シリーズの中から
吉高ゆり子を引っ張り出してきて
いい女感出してみるんですけど
いっつもね、返しが
「ごめん・・・・」
あれ?振られた?私
そのごめん振られる時にしか聞かない
トーンですけど。
どっかで聞いたなぁーって思ったら
Tシャツが乾くまでで
マツケンが言ったごめんだ!ってなって
蒼井優かよつって。
もうね、気づいたら
彼のことばっか考えてるわけです。
彼のことが頭から離れないわけです。
そんなわけで私はかれこれ
1時間程度返事を待つ傍ら
プロントでこれを書いてる
わけなんですが
って思ったら通知!!
って思ったら違う!!
を繰り返して疲れてきましたので
そろそろ帰ろうかと思います。
一万通に一通
彼に連絡が届くまでの倍率さ。
(HUNTER×HUNTER 凶狸狐 編bukkieeee)