なぜ上司は報告を聞かないのか


こないだ思いつきで「鬚(ひげ)」
っていう漢字は、「髪」ほど、
なが(長)すぎ(杉)ず(須)で
「鬚」って漢字になったんだよって
友達に教えてあげたら、
「ばかじゃないの?」って言われました。

いやぁー社会人生活苦節7年。
お待たせしました。
お待たせしすぎたのかもしれません。
ついについに、私が新入社員の教育係を
仰せつかりましたよ。

同期の研修で、最近の子は~
つって語る同期が教育係自慢の
プチ地獄のミサワに見えた自分にグッバイ!
最近の若い子は~つって、
自分よりも若い後輩が愚痴りだした時の
泳いでるっつかもはや溺れてる目に
さよなら!

任命されなすぎてもはや、
自分の人格に問題があるのかと
思い始めた今日この頃。
こ、こんなことがあってたまるかぁと
ダークサイドに堕ちそうになった日も
ありましたが、ついに来たぜこの時が。

新人の配属発表前はわくわくした。
ハチャメチャが押し寄せてきて
眠れなかった。
昼ご飯に行く度、飲み会に行く度に
同僚に後輩が来たらどうしよう
という話をした。


先輩
「はりきりすぎて気持ち悪い。
 肩の力抜いたら?」


言ってくれるぜ。


あんたが「はじめてのせんぱい」
になった時、あんたも泣きながら
当時の先輩に相談してたはずだ。
昭和生まれはBBクイーンズに
「なんてこそないさ♪」つって
慰められてればいいのだ。

理想の先輩像を探すため、
古今東西のクソの役にも立たない
アフェリエイト記事
SDGsに全力で反している
自然に返ることのない自己啓発本
数ある書物を紐解き、
私は一つの結論に至った。


理想の先輩とは、つまるところ
嫌な先輩の逆なのであると。


長年、理想の上司に君臨する
天海祐希パイセンを真似ることは
できないだろうが、自分が上司、
先輩にされて嫌だったこと、
もっとこうして欲しかったことであれば、
呪いのように口が回る。

以下に記載するのは、ほんの一例だが
初めて教育係をする諸君らがいれば
是非参考にしてほしい。

<上司、先輩の嫌な瞬間>

①報告を聞け

まず報告を聞いてほしい。
報告ってなにかな。報告だから
一旦アドバイスはいらないんだよ
あと、ごめん。私の話長かった?
分かりにくかったかな?ごめんね。
私の話の1割ぐらいで
見当違いの結論とアドバイス
出してくるのやめてくれないかな。
報告の中で分からないことは聞いてね。
全然答えるから。
その上で言ってくれるアドバイスなら
サンキューです。

②手段を聞いてるんだ

熱が39度あるっつって、
じゃあ熱下げなきゃね!って言うのは
誰でも言えるんだよ。
熱を下げるために
どういった手段があるかを教えてほしいの。
熱があるから熱を下げる 
みたいな理想論的な全人類が分かる
アドバイスは求めてないの。
どうやって下げるか。
それを聞いてるの。分かります?

③指示に至った理由を言え

アドバイスありがとう。出来れば、
ほんと出来ればなんだけど
そのアドバイスに至った理由を
教えてくれると嬉しいな。
どうしても私が思っている正解と違うし
文章の内容の相談に対して、
文章のフォントの大きさが
ちっさいことをいの一番に
指摘するのはどういう理由なのかな。
老眼かな。
だとしたら、ごめんね。
今後は50Ptで印字して
2ページ程度の資料も
4ページの大作に仕上げてくるね。
でもごめんね。これはゆとり世代の特徴
とか書かれてたから当時の一般常識には
なかったのかもね。


ちなみに私は常に最悪のケースを
想定して動くスーパーサイヤ人なので
仮に私が盛大に失敗して
後輩に自分の弟子を引き渡す時ことが
あったとしても、その時に備えて
ベジータ風ポエムを準備している。

-----------------------------------------------------------

誰かやさぐれた私に
ロマンティックください。