今日は説明会。
: 午前9時15分
9時半からだったので、誰もいないんじゃない?
みたいな疑惑を抱えながら案内されると
机の上に資料が4つ。
(はぁー、よかったぁ・・1人じゃない)
: 午前9時25分
人事
「おはようございます。
今日はよろしくお願いします。
人事部の○○です。」
僕
「こちらこそお願いします。
~から参りました○○です。わっ・・、ゴホン」
人事
「・・・・・?」
(あ、あぶねー、全自動で自己PRが出てきた
自分気持ち悪っ)
人事
「一人だけですので始めましょっか!」
呪いの自己PR人形
(一人かよ!)
人事
ぺらっ
呪い(略)
(資料お前が使うのかよ!)
何故4セット伏せてたのか
最後まで全く分からなかったですが、
説明会自体は終始和やか~な空気。
製品サンプルを見せてもらいながら
僕
『へぇー!すごいですねー!!』
人事
『はははは。だろう?』
僕
『これ、こうしたらどうなるんですか?』
人事
『こうなるのさー!ははははは』
(注 : 当然多少脚色しております。
こんな人事いません。)
みたいな、何つーの?オランジーナのCM?
ちょうどあんな感じ。
久しぶりに説明会行ったけど、
近所のおっちゃんと話すような感覚だった。
面接なんて全てまやかしよ!っつーくらい
これが面接だったら通ってんじゃね?っつーくらい
仲良く?というか程よく?というか
にこやかに説明を聞いていた。
(あー、一人っていいなぁ
今日来なかった誰かさんありがとう!)
: 午前10時半
説明されきった。うん。
向こうもこちらサイドも
会社についての話題が尽きて
お互い分かりあえた!っつー感じで
段々と実家の話とか割りとフランクな話を
してたんですが、なんだろう、この楽しさ!
しばらく『今後のご活躍をお祈りしてます』
っつー精神攻撃しか聞いてなかったから?
『シボウドウキハ?』
『ソレデハジコショウカイヲ』
『ガクセイセイカツデガンバッタコトハ?』
みたいなさぁ、この人たちロボット?
なんつー疑いの面接ばっかやってた僕としては
もう久しぶりの心の風ですよ。
まぁ、向こうも向こうで
人事専用Twitterとかあったら
@jinzi
面接にファービー来たなう
つって呟いてそうですけど
なんかね、人事って人間なんだぁーみたいな。
↑これ一読しても意味わかんないでしょ?
完全に頭おかしいでしょ?
当たり前だろみたいな
それが荒んでくるとそう思えるんですよ
なんかもう、こっちとしては
たった一時間の説明会だったけどね、
この一対一をやり遂げた戦友??
来てくれて安心したよー
来るに決まってんじゃないっすかぁ
みたいな右京さんと甲斐くん的な
関係になったと思った。
右京さん
『就職活動どう?順調??』
甲斐くん
『うーん、苦労してますー』
右
『内定とか持ってるの?』
甲
『まだ持ってないです・・』
・・・・・・。
人事
『ふむふむ、周りの人はどんな感じ?』
『へぇー、まぁ、私昨日も面接したけど
5人中4人は持ってたかなぁ
みんな第1志望じゃないから続けるんだって』
『ふむふむ・・。まぁ何とか夏までにはね
終わりたいなって感じですよね(笑)』
え?ちょっと待って、ちょっと待って。
なんか今すっごい心の距離とられた気が
したんですけど、なんかさらっと
ダメのレッテル貼られた気がしたんですけど
心なしかコメントもすっげぇ雑になってない?
相棒どうしたー?
エリカ様みたいになってっけど
我関せずっつーか、外野。完全に立ち見。
なんだったら球場に来てすらない感じ
野球?
あぁ、イチロー選手なら知ってるよ
全然興味ないじゃん!みたいな
何さらっと統計とか出してんの?
何さらっとこっちの心の声代弁してんの?
同情するなら内定をくれ!!!!
[回想]
: 某イベントにて
「内定1つでも持ってる人と
そうでない人では今後の就職活動で
差が出てきます!」
あれは顔つきとかの話だったけど
そりゃあ先入観とかもありますね
もう、こっちの就活度合いを聞く前と
聞いた後だと顔つきが違いますから
明らかに気つかってきますから
え?誰か死んだ?みたいな
深刻な顔の後の笑顔励ましですから
ルーティンですからそれはもう
: 某説明会会場
A
『私も最終で落とされてさー
もう何でなん!?みたいな
本間つらい(泣)全然決まらへん』
B
『なんかもう皆当たり前のように
内定持ってるけどさー
続けてる時点でおかしくない?ずるくない?
断ってから来いよみたいな。本間つらい』
C
『やりたいこととか本間見つからんし』
うぉぉぉー!!会いたかったよお前たち!!!
もうさ、こんなところに日本人!?
みたいな気持ち!!!
分かる分かる!そうだよねー!!つって
うんうん!もう下手な小説より泣けるわ!つって
そんなんでも、
終わった後はおつかれーつって
淡白に帰っていく。
帰りのエレベーターには
さっきまで同じ会場にいた人ばかりなのに
誰一人として話すことなく
無言で集団となって帰っていく。
・・・・・ポチポチ
(風の中のすばる 砂の中の銀河~ )
ついさっきまで
泣き言を言っていた人たちが
帰り際には、愚痴を言うこともなく
前だけを見て帰っていく。
この1人1人がそれぞれの戦いを
繰り広げていて、つらいと嘆いてても
帰り際にはそれを言わずに、前を見て
歩いている。
(つばめよ 高い空から 教えてよ 地上の星を~)
そんな人の流れを
地上の星を聴きながら眺めてると
なんかそれぞれがプロフェッショナル
って感じで、プロジェクトXって感じで、、、
今日の説明会の帰りに見た人たち!
お前らめっちゃかっこよかった!!!
未だに就活してなきゃ、この時期じゃなきゃ
分からない彼らのかっこよさがある。
今日地上の星を聴きながら見た
君たちの姿は紛れもなくプロジェクトXだった!
外に出て、君たちのかっこいい姿を見ると
また頑張ろうと思えるのです。
注 :
気まぐれに家でも「地上の星」を
聴きながら生活してみたら
トイレですら挑戦者たちの気分になれたので
単純にこの歌がすごいのかもしれません